アンクルケン

ハワイ島の携帯アンテナ

みなさん ALOHA~
ハワイ島の中堅ガイド KENです。
コンピューターやスマホを使うようになって「便利だな~」と感じる反面、意味不明に時々データ消失が起こったり写真が見れなくなったりすると紙やフィルムだった頃の良さを感じることもあります。現代では必需品となっている携帯電話も電波がなければ役に立ちませんね。

さて今回は【ハワイ島の携帯電話のアンテナ事情】についてお話していきたいと思います。

この時代、日本全国どこでも電波が通じるのは当たり前のようでそれには各社のアンテナの充実度が重要となってきますが、私たちが住むここハワイ島では電波の通じない場所がまだまだあります。その中の1つは私たちホロホロアイランドツアーズが乗馬ツアーや馬車ツアーなどでご案内していたハワイアンの聖地ワイピオ渓谷。ツアー中に携帯電話を持ち込みますがそれは写真を撮るためでほぼ通話はできない状況です。 電波が通じないと不便という時もありますが(特に緊急時)逆に大自然の中で誰かの携帯電話が鳴り響くことが無いので神秘的なところにいる時はそっちの方がありがたい時もあります。

それぞれの電話会社の携帯アンテナ(基地局)は各会社さんが苦労して調査と交渉を行い設置場所を決めているようで、ライバル会社たちはその情報は喉から手が出るほど知りたい大事なもののようですね。

基本的にアンテナは鉄塔や高いビルの屋上などに設置されることが多いのですが、ハワイ島は法律で高いビルなどが建てられない事もありビル型の携帯アンテナは少なくほとんどが上記の写真のように鉄塔タイプのものになります。ハワイには携帯会社は4つ、ボライゾン、AT&T、T-Mobile、スプリントという主要な会社があってコナやヒロなど市街地は鉄骨丸出しの鉄塔でもまだ良いのですが、大自然の中のではかなり目立つということで場所によっては自然に馴染むよう【カモフラージュされたアンテナ】が二種類、面白いのでご紹介。

まず1つ目はHAWAI’Iらしさをイメージした
【ヤシの木型🌴のアンテナ】です。

この写真はコナにある日産自動車とダッジ のディーラーの駐車場裏に立っているもので、確かボライゾンの携帯アンテナだったかな。
 

道路沿いから見ると手前に本物のヤシの木が生えているのでただの鉄塔よりも違和感がないですよね?

このようなアンテナがコナ側に数カ所あるのは分かっていますが、実はヒロの方はまだ全く不明です。
もう1つは【松の木🌲型のアンテナ】です。
僕がこの島に来てガイドトレーニングを受けてたときにキラウエア火山で見た松の木型が最初のカモフラージュアンテナでした。

先日たまたま設置しているところを見つけたので、どんな風に組み立てているのか数分だけ見学させてもらったのですが、アンテナと松の枝を同時進行で設置するようでゴンドラに乗っている人と比べると松の枝一本もかなり大きですね。 見た感じ2〜3mほどありそうです。
 

日本にも何カ所か変わったアンテナがあるようですが、流石にヤシ型🌴は無さそうです。日本も何かこういった遊び心があったら建てたいという地主さんも出てきそうですけどね(笑) 探すと結構色々な場所にありますよ。
みなさんもツアーやレンタカーでハワイ島を移動するときは窓の外のこういった景色も楽しんでみてください。

 

 

 

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP