ハワイ島ブログ

2年ぶりに1週間も仕事ができます!

2020年にコロナ禍になって3月にロックダウンになってから間も無く2年が経ち、よくまだ会社が維持できていると自分の開き直り感にも少し感心しているオーナーガイドのケンです。
先にお伝えしますが、この2年で何度も心折れそうになりましたよ。言葉では表せないくらい辛い時もあったし不甲斐なさに悔し涙を流したこともありました。そして最終的に開き直りました。
もうハワイ島には日本人のお客様のみをツアーをする会社がだいぶ減ってきてしまっているんです。 でも俺は生活の為にツアー会社をしているというよりこのハワイの本当の魅力や素晴らしさを僕が育った日本の人にも感じて欲しい方が強いんですよね。


日本ってすごく良い島で良い文化があって、仲間想いで真面目で良い国なのに何かが足りない気がする。 それが自国愛であったり平和ボケと言われる危機管理能力の低さなのかもしれません。 ハワイはアメリカに統合され国としては形を無くしましたがハワイ語という言葉を残しました。アロハスピリットなどと呼ばれるハワイの精神や考え方、地球との向き合い方は今も受け継がれています。 国としての地位や地図上から名前が無くなってもハワイはハワイ。。。
そしてそのハワイ語の残す最前線にいたのがダニエル井上さんなど日系人がいました。アメリカがハワイの言葉を奪おうと(使用禁止に)した時に日系人がハワイアンと協力し裁判を起こし存続させる後ろ盾をしたことはあまり知られていないかもしれません。 フラダンスという踊りが禁止され消えていきそうになったのを7代目のカラカウアが復活させその後ブームのように日本でフラが流行りましたが、これもハワイのフラという文化を残していくとても大事なサポートになりました。ここハワイにはアメリカと違う文化が残り、この土地に住んでいるとまだハワイという国が残っているようにも感じられます。


そんな素敵なハワイなのに観光に来る人は過ごしやすい天気とお買い物が楽しめる観光地というのが拭えないままやってきてしまう方が多いですが、だんだんとハワイの本当の魅力に気づいて貰えたら本当に嬉しいです。 そんな中、ロックダウンから2年経ってやっと連チャンで仕事が出来る日がきました。 これまでもオアフ在住の日本人やシンガポール、ドバイなど日本からのお客さまでない日本人はご案内することはありましたが、春休みということもあってリピーターさんなど数組がハワイ島に滞在にやってくる予定で3月25日から4月1日まで星空観測、乗馬ツアー、貸切チャーターなど8日間ほど連続で仕事が入りました。


もちろん収入面もそうですが、それ以上に長いこう着状態から少しずつ前進し始めたように感じられるこの期間が本当に嬉しく感じます。4月2日からまた予約は0に戻りますが、夏から秋にはお客様が来てくれるという期待は膨らんでいます。 まだまだ再稼働の一歩目を踏み出したところですが、これからもハワイ島に訪れた方々が充実した滞在になれるよう頑張りたいと思います。 今後とも応援よろしくお願いします。

ハワイ島モリモリガイド:アンクルケンより

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